8月
京都の夏の風物詩・五山送り火は、お盆に迎えた先祖の霊をあの世に送る行事。その起源は室町時代にまでさかのぼるともいわれる。かつては「い」や「一」などもあったが、現在は大文字、妙・法、船形、左大文字、鳥居形の6つの字形が残るのみ。船岡山山頂からは全ての送り火を見ることができるので、点火スケジュールに合わせて見やすい場所に移動しよう。
点火時間 | 字形 | 住所 | 見やすい場所 |
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20:00 | 大文字(東山如意ヶ嶽) | 京都市左京区東山如意ヶ嶽 | 丸太町から御薗橋までの賀茂川(鴨川)の堤防西岸 |
20:10 | 妙・法(松ヶ崎西山・東山) | 京都市左京区松ヶ崎 | 松ヶ崎浄水場、妙:宝が池公園スポーツ広場周辺、北山通(ノートルダム女子大学周辺)法:松ヶ崎駅東側の北山通、高野橋北側 |
20:15 | 船形(西賀茂船山) | 京都市北区西賀茂船山 | 御薗橋周辺、北大路橋の東側、北山通(北山大橋から北西) |
20:15 | 左大文字(衣笠大北山) | 京都市北区大北山 | 船岡山、西大路四条~金閣寺周辺 アクセス:市バス停船岡山、市バス停金閣寺道など |
20:20 | 鳥居形(嵯峨曼荼羅山) | 京都市右京区嵯峨鳥居本 | 清凉寺北側、広沢池周辺、嵐山、松尾橋 |
※点火時間は各山とも約30分間
※気象条件によって点火時刻が変更となる場合あり
毎年5~9月末、京都市街を縦断する鴨川沿いの飲食店が設置する川床。川床とは、川に向けてせりだした仮設のテラス席で、京都の夏の風物詩のひとつ。江戸時代、商人が客をもてなすために川の浅瀬に床几を置いたのが始まりとされる。二条通~五条通の街中に設置されるものは「かわゆか」と呼ばれるが、貴船に設置されるものは「かわどこ」と呼ばれる。 昔は敷居の高いイメージだった川床も、現在はランチ(5・9月のみ)やカフェなどの手軽な利用も可能。川床限定メニューもあるので、足を運んでみては。